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家づくりコラム
2015.06.26

2020年問題

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

建築業界では2020年問題が最近注目されています。 これは何かといいますと、2020年以降に新築されるすべての建物は、H25年省エネルギー基準を満たさないと建築出来なくなりました。 1990年頃に地球温暖化が世界中で問題になってきました。そして1997年日本の京都市で開催された気候変動の国際会議で、日本は1990年の基準から-6パーセントの温室効果ガスを減らす約束をしました。(京都議定書) でも、現状は減るどころか増えてしまったのです。 日本としては、国際会議で約束をしてしまった以上これは何とかせねばと、やっと国も本腰を入れ始めたのです。 1992年の新省エネ基準 1999年の次世代省エネ基準を経て 2013年の改正省エネ基準という新しく、厳しい基準に適合させなければいけなくなりました。 今回の改正で今迄と違うことは、建物の断熱性能のほかに消費するエネルギー(一次エネルギー)を算出して、そのエネルギーも考慮に入れて、省エネ化をすることです。 一次エネルギーとは、暖房、冷房、照明、換気、給湯に使うエネルギーの事です。このエネルギーもトータル的に減らしていこうという事ですね。 例えば、建物の断熱性能を上げれば、冷暖房費が少なくて済みます。照明器具をLEDにしたり省電力型の機器を使用すれば、消費電力が少なくてすむので、一次エネルギーが減り省エネに貢献してると判断することになります。 ですから、現在の断熱基準の性能は、5年後には断熱性能の劣る家として判断される可能性が大きくなります。 これから建てる方、これから家づくりを考えている方、少なくても2020年基準以上の住宅を建てることをお勧めします。 それから10年後の2030年頃には、ゼロエネ住宅が平均的な省エネ住宅の基準になるかもしれません。 ゼロエネ住宅:生活をするための消費エネルギーと作り出すエネルギー(太陽光発電や風力発電、地熱発電等)の合算がおおむね0になるように省エネ計画をした住宅

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