Blogブログ

  • トップ
  • Blog
  • 住宅の骨組みに使う集成材の寿命は?
家づくりコラム
2016.09.04

住宅の骨組みに使う集成材の寿命は?

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

集成材 近年、住宅建築において建物の構造躯体になる土台や柱、梁等に集成材を使うことが多くなってきたように感じます。構造躯体に使う集成材は、原木から製材する過程で土台や柱、梁の材料として不適当な材木、つまり曲がったり反ったりした材木を小片にカットして接着剤でつなぎ合わせた材木です。接着剤命というところでしょうか? 果たして集成材はどのくらいの耐久性があるのでしょうか? データによると、集成材の寿命は50~70年以上の耐久性があるとのことですが、逆を返せば50~70年しか耐久性がないとも言えます。 次に無垢の材木(原木を製材して四角くカットしたそのままの材木)ですが、日本最古の木造建築といえば7世紀に建立した法隆寺があります。 当然のことながら何度となく修復や修繕は繰り返しているのでしょうが、構造本体については1300年もの長き歴史を刻みながらいまだに現存しているのです。 最近は長期優良住宅、低炭素住宅、はたまたゼロエネルギー住宅のように、高性能高耐久の住宅を建てる時代になってきました。当然50~70年以上の建物の耐用年数を考えて造る建物です。 そんな耐久性を持たせる住宅に、50~70年以上?の耐久性の集成材を使用して不安はないのでしょうか? 私は長期優良住宅や低炭素住宅、ゼロエネルギー住宅が建てられるようになってきたころから疑問は感じていました。 長期優良住宅なんて名ばかりの住宅で、10年前に造られていた構造躯体と何ら変わりのない住宅(集成材にシロアリ消毒処理をすればOKなんです)で、長期優良住宅と言われている家が建つことに不安でした。 ですから弊社では、土台と柱は桧を使ってきました。法隆寺と同じ無垢のヒノキを・・・ 耐久性能基準の取り決めについては、住宅建築に携わる資材メーカーの救済措置としての逃げ道を作ったのかどうかは知りませんが、疑問が残ります。 以下、集成材の寿命についての考察が載っています。 本当に集成材に使う接着剤は体に影響ないのでしょうか? http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldcolumn/14/698129/101400011/?P=2

Passive
House

サンエムが建てるパッシブハウス

注文住宅家づくり資料・コンセプトブック

資料請求

これまでの事例や、サンエム建設の家づくり品質をご紹介する資料などを無料でお送りします。ぜひご家族で家づくりの参考にされて下さい。