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家づくりコラム
2018.01.27

40坪の家を14帖用エアコン1台で全館暖房!?①

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

最近はエアコンの性能も良くなり30帖近い部屋(LDK等)を冷暖房できる機種(100V用)も登場しています。冷房と言えば一般家庭においてはエアコンで冷やすしかありませんが、暖房は、以前は石油ストーブやガスストーブで暖めるという方法が主流でした。 エアコンの暖冷房性能、電気の消費効率も格段に上がったことがありますが、住宅建築が断熱性能、気密性能の良い家を建てていることも影響している事があげられます。 家を新築して20帖のLDKがあったとします。エアコンの取付を検討するとき最初に判断するのがカタログに載っている基本性能表(上記画像)を見て、一番上に書いてある【冷暖房とも主に20畳】と書かれたところを見て判断しますよね。これってオーバースペックの可能性があるんです。要するに20畳のLDKに過剰な能力のエアコンを付けている可能性があるという事です。その分余計な費用も出費しているという事ですね。 実はカタログに載っている【冷暖房とも主に20畳】の基準は、新築(改築・増築)住宅の床、壁、天井に断熱材がない(無断熱)状態、隙間だらけの家の性能値を表記しているんです。 今や家を新築する時に、性能は別として断熱材を施工しないなんて事はあり得ませんし、万一あったとしたら、よほど特殊な建物かよほどお金に困っている施工会社か、どちらかです(笑)。 ですから、20畳のLDKに20畳用のエアコンを設置するとオーバースペックで値段の高いエアコンを付けて、効率の悪い状態での運転をしているという事です。 ではなぜこんな表記がされているんでしょうか? そしてお部屋に合った適正なエアコン能力とは? それは次回お話ししたいと思います。  

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