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家づくりコラム
2018.10.17

ZEHの補助金とゼロエネの補助金は別の物!?

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

近年家づくりをするにあたり、国からの補助金を活用できる制度が数年前から毎年国の支援事業として行っています。でもこれって意外と知られていなくて、ほとんどの方は「そんなのあるんですね。使えればいいですね」と言われます。一部の方はネットで調べたか、大手ハウスメーカーの展示場に行って説明を受けてなんとなく知っている人もいます。 でも、よく理解して検討している方はほとんどいません。確かに一般の方がそこそこ理解を深めるには難しい制度ですね。工務店でさえ知らない会社があるのですから。 そこで補助金の活用を正確に理解をしてもらうためにご説明したいと思います。 そもそもこの補助金は経済産業省(今年度から環境省に移行)と国土交通省からそれぞれ出ています。経産省(環境省)から出ているのがZEHの家を建てたときの補助金(ZEH支援事業)です。この補助金はハウスメーカーでも工務店でも、どこで家づくりをしてもZEHの補助金活用は出来る事になっています。支援事業で指定されているZEH住宅を建てれば最大70万円(2018年度)の補助金が受けられます。 知っている方で、ほとんどの方はこのZEH補助金の事を言われています。しかし補助金がもっと多く出ている国の事業や、ZEH住宅でなくても補助金が出ている事業もあることを知らないのです。 それは、地域型グリーン化事業といわれていて、高度省エネ型ゼロエネルギー住宅と言われていて最大140万円(2018年度)の補助金が活用出来ます。 ただこの補助事業を活用できる建築会社は限定的で、ハウスメーカーや年間約50棟以上建てている大手ビルダー・工務店は活用できません。ですからハウスメーカーや大手ビルダーが地域型グリーン化事業の話は説明しないのでなかなか広まっていかないという現状があります。(この補助金事業を活用するには色々な制約・仕様基準がありますがここでは省略します。) この地域型グリーン化事業にはゼロエネルギー住宅とは別の補助事業もやっているんです。 長期優良住宅で補助金最大110万円、認定低炭素住宅で補助金最大110万円、性能向上計画認定住宅で補助金最大110万円等・・・。(詳しい内容は省略します)   ただし申込多数の場合は抽選又は申込順となる場合があります。(ZEH住宅も同じです。) 国民の税金(国庫)から補助金として活用していますが、予算ありきのこの補助事業はいずれなくなると言われています。あと2~3年は続くと思われますが・・・。 家づくりを検討されている方は、補助金の活用をするしないにかかわらず、一度どういう補助事業なのかを調べてみる価値はありそうです。   地域型グリーン化事業のサイト 高度省エネ型・長寿命型の2タイプがあります。 http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000795.html  

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