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注文住宅
2024.10.25

全館空調で快適生活な家② 1年間の室内温度実測編

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

1年間の室内温度比較がどのように推移しているかイマイチわかりにくかったので、わかりやすくイラストにしてみました。 7月より翌年の6月までの 1ヶ月ごとの室内温度変化がわかります。

7月と言えばエアコンのが本格的に稼働する一番暑い時期、外気温も36℃を超えてくる状況の中、室温の一日の変化は全ヶ所26℃~28℃台の推移をしており、各測定地点24時間の温度差は2.1℃(床下除く)となっています。特徴的なのは、第1種換気設備機器(全熱交換型)を採用しているため、高温多湿にもかかわらず、室内湿度が66~71%に抑えられている事が挙げられます。(湿度は実測データグラフより抜粋)

8月は年間最高気温も出る時期、そんな高温多湿な状況でも室温は全ヶ所26℃~28℃台に推移しており、各測定地点24時間の温度差は1.6℃、湿度は65~76%(実測値)で、猛暑で外気温38℃に迫る日でも、快適な室内環境を保っています。

10月になると中間期となり、空調機器を一時期休止可能の期間が出てきます。太陽光の売電価格も多くなり、光熱費の削減になる時期です。陽当たりの良い家は、昼間太陽の日差しを受け入れて、その温かさを就寝まで保つことが可能になります。室温は全ヶ所25~28℃台の推移、各測定地点24時間の温度差は1.6℃(床下除く)で温度差の少ない環境となっています。

12月になると暖房期に入ってきます、最低気温も氷点下の日が続きます。そんな時期でも、晴れている日には、室温は全ヶ所21~24℃台の推移、各測定地点の温度差(床下除く)は3.9℃になっています。 湿度は38~50%(実測値)

又12月・1月の最高室温が高めなのは、晴れた日の太陽の日差しを取り入れて、室内温度が上昇したのが影響していると考えられます。これは暖房エネルギーの節約になるので晴天が続くとかなりの省エネ対策になります。

2月・3月になると少し暖かさが感じる季節になってきますが、夜はまだまだ暖房が必要な時期です。やはり晴れた日の太陽エネルギーを取り入れて、昼間のうちに貯め込んでおくと、夜に必要な暖房エネルギーの節約になります。 室温は全ヶ所23~27℃台の推移、各測定地点の温度差(床下除く)は4.6℃となり、室内温度も高めであり、自然の暖房エネルギーが十分蓄えられます。 湿度は34~45%(実測値)

4月・5月になると春となり穏やかな日が続きます。この時期は中間期となり暖房がほぼいらなくなる季節となります。冷暖房をせずに室内を快適温度にすることが可能な時期です。 室温は全ヶ所23~27℃台の推移、各測定地点の温度差(床下除く)は、4/2は1.6℃ となり、ほぼ室内温度変化がない時期なので冷暖房を止めて、売電価格にも貢献する季節です。

6月は梅雨時期に入り冷房期となります。外気温も日増しに上昇してくる時期です。 この時期としては異例の外気温39.9℃にも関わらず、 室内は26~27℃と快適環境を持続することが可能です。全測定地点の温度差(床下除く)は1.6℃、湿度53~58%

こんな快適環境を持続させて、1年間の光熱費は一体どのくらい?

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