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高気密&高断熱
2025.03.13

冬の乾燥に効果のある加湿器はどれがいいのか?

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

高気密高断熱の家になると、燃焼系の暖房機はNGです

ガスや灯油を燃焼させる機器(FFは別)は室内空気が汚染するのでNGとされています。燃焼させることにより室内二酸化炭素濃度が上昇し、人体に害を及ぼす恐れがあります。高気密高断熱の家ではエアコン、オイルヒーター、床暖房設備など、空気汚染がない物を選びたいものです。

エアコン、オイルヒーター、床暖房の中で、省エネに一番貢献しているのがエアコンですが、エアコンだけですと冬の乾燥という問題を考えなければいけません。そこで加湿器を使い快適な空間を作り上げる事が必要になってきます。

加湿器にもいろいろな加湿の仕方がありそれぞれ特徴があります。主な気化方式として以下のような製品があるようです。

①気化式・・・濡れた布フィルターに空気を当てて気化させる方式、機器も安価で電気代も安いが定期的にフィルターの掃除が必要、ただ24時間毎日連続使用でも電気代は気にならない。消費電力は5~20W

②ハイブリッド式・・・濡れた布に温風を当てて気化させる方式、気化式よりより多くの水蒸気を作り出すことが出来るが、ヒーターで温風を作り出すので電気代が高い、定期的にフィルターの掃除が必要。消費電力は100~150W

③超音波式・・・細かい霧状のミストを出して気化させる方式、電気代安いが雑菌の繁殖が他の方式より多い。消費電力は20~30W

④スチーム式・・・水を沸騰させて蒸気を出し気化させる方式、雑菌の繁殖はないが、ヒーターで蒸気を作り出すので電気代がとても高い。吹き出し口が蒸気により熱くなるので、小さなお子様が触れないよう注意が必要。消費電力は300~500W、弊社のお客様宅に設置(500Wの製品)されていましたが、24時間フル稼働すると1ヶ月1万円近くの電気代になる。製品によっては消費電力500Wレベルの加湿器があるので、電子レンジ24時間連続運転しているのと同じ

どれも一長一短あるので生活に合わせた機器を使用してください。電気代がかからないほうが良い人は気化式・超音波式、小さなお子様がいる家庭は気化式・ハイブリッド式、菌の繁殖が気になる人はスチーム式が良いですね!

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