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高気密&高断熱
2025.04.12

パッシブハウスの入居後7カ月の電気料金のまとめ

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

埼玉県ふじみ野市で建てたパッシブハウスのお宅の入居後7ヶ月経った電気料金のまとめを公開いたします(お客様からのデータ提供による)

・場所:埼玉県ふじみ野市・・・

・構造規模:木造2階建て 3LDK 30坪

・家族構成:大人2人

・断熱性能:UA値=0.26(G3) C値=0.2

・冷暖房設備:全館空調設備 ルームエアコン暖房14畳用 冷房10畳用

・換気設備:第一種換気設備ダクト式

・太陽光発電パネル:8.16kw

・夏季は24時間冷房稼働(設定温度27~28℃) 室温は26~27℃前後

・冬季は24時間暖房稼働(設定温度22~23℃) 室温は21~22℃前後      暖房期間11/1~3/18

・周辺環境:南側に3階建て住居が建っているので、冬の陽ざしの取り込みはほ  ぼ不可能、冬季はエアコン暖房に頼っている

・冬至時の太陽光パネルの日射量は、南側の3階建ての影響は10%減程度

以上のような建物性能値、周辺環境で7ヶ月間(2024年9月~2025年3月)生活してみての結果は(お客様からのデータ提供による) ・・・

売電料金収入がスタートしたのが8/14からなので、9/1~翌3/31までの7か月間の電気料金平均を出しました。売電料金を考慮すると・・・

(電気料金ー売電料金)/7 ヶ月= 75,640ー54,560/7 = 3,011円/月

冬季は夏季と比較して冷暖房のエネルギー消費が多いので、これから暖かくなり夏に向かっていく季節では、冷房エネルギー消費になり、冬季よりも少し抑え気味の消費量になる予想ですので、月平均3,011円の電気代はもう少し安くなる見込みです。

11月~翌1月までの電気料金は4,000~5,000円、陽当たりの良い立地条件であれば、晴れた日の昼間は無暖房で十分対応でき、夜になってもある程度無暖房対応(昼間暖められた室内の熱を夜遅くまで逃がさない為)できるほどなので、かなりの消費エネルギー削減効果はあります。電気代として換算すると1500~2000円程度の削減効果はあるかもしれません。

冬の消費エネルギー量は、太陽光から受ける暖房エネルギー効果が周辺環境の良し悪しの影響を受けるので、冬季に全く陽差しが入らないような場所と1日中太陽の陽ざしを浴びる場所とでは、エネルギー削減に相当な違いがでると思われます。

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