2024.10.26
【パッシブハウス川越】完成しました!24時間無暖房時の室温計測!①
この記事を書いた人
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家
建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。
埼玉県川越市H様邸が完成、引き渡しが迫ってきました。二世帯住宅の50坪の家づくりとなりました。今回は本当にG3の性能が担保されているかを検証するため、引渡し前に室温のチェックをしてみました。
どうゆう事かと言うと、昨日午後4時頃まで1階と2階のリビングに設置したエアコンを稼働(二世帯住宅なので各階にエアコンを設置)させておき、その後エアコンを切り退出、翌朝の室温の確認をしてみました。
昨日午後4時の退出時の室温:外は寒いが冬晴れの1日 1階LDK室温22.2℃ 床下20.8℃ 1階北側居室21.2℃ 2階LDK23.6℃ 2階は日差しが1日中差し込むので一番温かい空間です。
夜中の一番気温の下った室温(時間は不明): 1階LDK室温18.6℃ 床下19.7℃ 1階北側居室18.9℃ 2階LDK18.7℃ 夜は床下の温度の方が温かい事が判明!
一晩経って朝の気温は、気象庁気象データ(さいたま市)の最低気温が0℃ 最高気温13.8℃、9時頃の室温 :昨日と同じくらい冬晴れで少し風が吹いている状態 1階LDK室温19.3℃ 床下19.7℃ 1階北側居室18.9℃ 2階LDK19.2℃ 朝もLDKの室温よりも床下の方が温かい事がわかりました。意外と床下の温度は一定で、ほとんど変化がないことがわかりました。これも基礎断熱の効果と言えます。
UA値0.24レベルの家は、日差しがある程度確保できれば、昼間は暖房いらず、日が落ちて夕方から夜寝るまでも、昼間の日差しが十分取り入れられれば暖房いらず、就寝中もわずかな暖房エネルギーで昼間と変わらない快適空間を創り、十分快適に過ごせることが実証されました。こんな消費エネルギーの少ない家を多くの方々に広めたいと思っています。