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高気密&高断熱
2024.07.01

【パッシブデザインふじみ野】入居後の住み心地①

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

先日お引き渡しした、ふじみ野市M様宅の室内24時間温度管理状況を調べました。

6月の一番暑い日(6月24日)の室内温度データをわかりやすくまとめたグラフが下図になります。

6月24日の24時間の最高外気温が34.6℃、最低外気温が20.8℃、この日の温度差は、なんと13.8℃もあったんですね。この外気温は気象庁過去の天気データ(さいたま市)から抜粋しています。ふじみ野市はさいたま市の西に隣接する市ですので、ほぼこのデータが基準になってきます。6月に入って最高温度が30℃を超えるような日はエアコンを稼働させたようです。

測定場所は、1階はリビング・玄関・トイレ・床下、2階は廊下吹抜け・洋室西の6カ所。その6カ所に30分ごとに室内温度を測定する機器を置き、24時間365日データ収集しています。

【室内温度】

LDK:最高27.5℃ 最低25.2℃ (24時間温度差2.3℃)

廊下・吹抜:最高:26.6℃ 最低24.9℃ (24時間温度差1.7℃)

玄関:最高27.7℃ 最低25.2℃ (24時間温度差2.5℃)

トイレ:最高26.3℃ 最低:24.9℃ (24時間温度差1.4℃)

2F洋室西:最高26.4℃ 最低24.6℃ (24時間温度差1.8℃)

床下:最高24.4℃ 最低23.6℃ (24時間温度差0.8℃)

この温度差を見てみると、リビングと玄関を除くと温度差2℃以内です。

リビング(LDK)は、朝・昼・夜の調理その他による電気機器の熱の発生等の影響が若干出ていると思われます。

玄関はドアの開閉があるので、どうしても24時間を通して若干温度が上がり気味です。とは言ってもLDKとほぼ変わらない室温です。

下のグラフは6月24日の午前0時~25日の午前0時までの24時間の室温を、1時間ごとに記録したものです。

まだまだ、これから夏本番の季節がやってきます、7~8月にかけての猛暑日にどのような室温状態になるか楽しみです。

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