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家づくりコラム
2017.02.21

私の知人が体験した家づくりの失敗「現場担当者にあったのは2回だけ」

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

本当にあった話ですが、私の知人が大手ハウスメーカーで家づくりをお願いした時の事です。

工事着工前に工事担当者と初めてお会いするのが【着工前打合せ】という、お施主様、営業、現場担当者(現場監督)あるいは設計担当者が集まってする打合せです。本来であれば、その後何回か打合せを行いながら 家づくりが進行していき、完成するのですが、知人は最初着工前打合せで現場担当者に会い、2回目に会ったのは、竣工後のお引渡しの時だったそうです。

では、なぜ現場担当者に 2 回しか会わないのに完成してしまうのか?
それは、大手ハウスメーカ ーには、グループ会社として下請け会社がいるのです。

そこが工事の全てを元請け会社から請け 負うのです。そして下請け会社からさらに下請け(孫請け)の工務店にいき、さらにその下(ひ孫請 け)の実際現場で仕事をする各業種の職人にいくのです。 実際、元請けの現場担当者が現場に行かなくても、現場は進み完成してしまいます。それは工事中、下 請けのグループ会社の現場担当者がお客様と直接打合せをして進めて行くからです。

現場の職人に直接お願いすれば、100,000 円で済む工賃が、元請け会社から出てくる金額は、 400,000 円にもなっているのです。どうにも納得のいかない費用が加算されています。

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