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高気密&高断熱
2023.12.08

【パッシブハウス川越】完成しました!24時間無暖房時の室温計測!②

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

前日の室温測定に続いて、今度は24時間無暖房時の室温がどのように変化するかを測定してみました。

昼間は太陽の日差しだけで室内を温め、夜から朝にかけては暖房のスイッチを切り、第1種換気の空気の循環だけにした場合の室温の状態を見ると、

日差しの入り具合により、室内暖房効果はかなり違ってきます

昼間の日差しがある程度差し込むので、この効果がかなり出ていて、日中の室温の上昇(MAX)が、LDK 20.3℃(上段の数値) 床下 19.7℃(下段左の数値) 1階北側居室(下段中の数値) 19.2℃ 2階LDK(下段右の数値) 21.1℃ となりました。

夜になり一番気温が下がった時の室温の降下(MIN)は・・・

LDK 18.0℃(上段の数値) 床下 19.1℃(下段左の数値) 1階北側居室 17.9℃(下段中の数値) 2階LDK 17.4℃(下段右の数値) となりました。 約24時間での室温降下は2.3~2.7℃の温度降下しかありませんでした。この日の気象庁過去の気象データによると、さいたま市 最低気温0.1℃ 最高気温13.7℃の日で下。このくらいの外気温でしたら、まだ無暖房で過ごせるくらいの効果は十分発揮していると言えます。

翌日の朝の気温を確認すると・・・

夜中の最低室温とほぼ変わりがない状態です。一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会におけるG3基準は、ここ川越市の6地域では、おおむね15℃を下回らないこととしています(部分間歇暖房方式を採用した場合)。

これからまだまだ寒くなっていく時期ですので、最も寒い時期にどの程度の温度差が出るのか測定を続けていきたいと思います。

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